共通科目情報処理(実習)、国際総合学類対象、1997年01月31日 電子・情報工学系 新城 靖 <yas@is.tsukuba.ac.jp>
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マルチメディア実習室の Macintosh を使うには、2ヵ所の「電
源スイッチ
」をいれる必要があります。1つは、モニタの、もう1つは、本
体の電源です。
使い終わって電源を切る時には、いきなり「電源スイッチ
」を
操作してはいけません。その理由は、コンピュータの揮発的メモリ(主記憶)
の内容のうち、保存すべきものを、永続的なメモリ(ハードディスク)に保存
する必要があるからです。
Macintosh で電源を来るには、(Finderの)「特別
」メニューから、
「システム終了
」を選びます。つまり、マウスのポインタを、一番
上の「特別
」に合わせてボタンを押し、メニューを表示させ、そま
まドラッグ(ボタンを押したまま移動)して、「システム終了
」に
ポインタを合わせてボタンを離します。
電源を来る前に、すべてのプログラムを終了しておく必要があります。
Macintoshの電源を入れると、Finder
というプログラムが動い
ています(
)。
Finder
を使えば、フォルダ(ディレクトリ)の内容を表示し
たり、アプリケーション・プログラムを実行することができます。
Finder
で行うことができるファイルの操作をまとめておきます。
ls
)
cp
)
mv
)
rm
)
mkdir
)
rmdir
)
ls,cp,mv,rm,mkdir,rmdir
)を打って行うことができた操作が、
Macintosh では Finder
1つで行います。
ファイル
」メニューから、
「開く(open)
」を選びます。
ファ
イル
メニューから 複製(Command-D(Duplicate))
を選ぶ。
同じフォルダ(ディレクトリ)に
「〜のコピー
」という名前のファイルができる。
MacHD
とフロッピのように、別々のメディアの間でドラッグする。
同じ名前のファイルが作られる。
同じディスク内で、あるフォルダから別のフォルダにドラッグすることで、 そのファイルやフォルダが属しているフォルダを変えることができます。 これは、ファイル・システムの木構造を変更していることに相当します。
ファイルやフォルダ(ディレクトリ)を削除するには、削除したいのを
ゴミ箱(
)にドラッグします。フォルダ(ディレクトリ)の場合、中に含まれているファ
イルもいっしょに削除されるので注意して下さい。
UNIXのrm
やrmdir
コマンドでは、一度消してしまっ
たファイルやディレクトリは、2度ともどることはありません。しかし、
Macintosh の場合、一度ゴミ箱に入れて削除したファイルやフォルダを、
入れた直後ならば消さなかった状態にもどすことができます。
それには、
ゴミ箱を開いて、その中から外にドラッグします。
ごみ箱にいれただけでは、ファイルは本当に消されたわけではなく、まだディ
スク容量を消費しています。本当に削除し、ディスク容量を解放するためには、
特別
のゴミ箱を空に
を選びます。
フォルダ(ディレクトリ)を作成するには、次のようにします。
ファイル
」メニューから「新規フォルダ
」を選
びます。これで、「名称未設定フォルダ
」という名前のフォルダが作
られます。
Macintosh のファイルやフォルダ(ディレクトリ)も、全体で木構造になって
います。Macintosh では、その木構造の根に相当する所が、デ
スクトップ(desk top,机の上)
です。デスクトップには、普通、
MacHD
(Macintosh HD
)やゴミ箱
があります。
Macintosh では、フロッピを挿入すると、デスクトップに現われます。フロッ ピの中にフォルダを作ることもできます。
コンピュータでは、一度に複数のプログラムを動かすことができます。ですか ら、キーボードを押したり、マウスを操作した時に、それらの結果がどのプロ グラムに送ればいいのか迷う所です。キーボードやマウスからのデータは、普 通1つのプログラムに送られ、それ以外のプログラムには送られません。キー ボードやマウスからのデータが送られるプログラムのことを、アクティブなプ ログラムとか、前面のプログラムと呼びます。
Macintosh では、アクティブなプログラムのタイトルバーの色が濃くなります。
また、右上にアクティブなプログラムのアイコンが表示されます。
普通、プログラムを実行開始すると、それが前面のプログラムになります。そ のプログラムを終了させると、他のプログラムが前面のプログラムに変わりま す。このように、自然に前面のプログラムを切り替える以外に、明示的に切り 替える方法もあります。
もともと英語のアルファベットや数字といくつかの記号しか打込むことができ
ないキーボードを使って日本語を打込むには、現在、「仮名漢字変換」という
方法が多く用いられています。仮名漢字変換では、仮名キーやローマ字で打込
んだ仮名を、辞書を引くことで漢字に変換します。かな漢字変換を行うプログ
ラムを、「フロント・エンド・プロセッサ(front-ent processor)」という
こともあります。フロントとは、人間に近い所に位置しているという意味です。
Macintosh では、「ことえり」という名前のかな漢字変換プログラムが動いて
います。
ログイン名、パスワード、URL など、英語のアルファベットや数字や記号を打
つ時には、かな漢字変換プログラムを働かない状態にします。電子メールの本
文などで日本語を打つ時には、かな漢字変換プログラムを働く状態にします。
Macintosh では、右上の右から2番目のメニュー、または、「コマンド−スペー スキー」で切り替えます。「ことえり」を選ぶとかな漢字変換プログラムが働 く状態になります(図の上)。「Roman」を選ぶと、働かない状態になります (図の下)。
頻繁に切り替えをする使う時には、Command-SPACE を使う方法もあ
ります。Command-SPACE とは、Control-SPACE と同じよう
に、Commandキーを押しながら、SPACEキーを押すという意
味です。Commandキーは、キーボードの一番下の段(空白と同じ段)
にある「」のような図形
が印刷されているキーです。リンゴの絵が印刷されていることもあるので、
Appleキーと言うこともあります。このキーは、Macintosh 独自のキー
です。
Telnet を実行するには、次のようにします。
Telnet を終了するには、まず、「学生支援メニュー」で q と打ち、 メニューを終了させます。すると、Sun からログアウトし、Sun との接続が解 除され、画面が消えます。ただし、この状態でも、Telnet は、まだ動いてい ます。
ログアウトしたら、Macintosh で動いている Telnet を終了させる操作をしま
す。それには、「File
」メニューから、「Quit
」を選び
ます。(左上の「File
」にマウスの矢印を合わせてボタンを押し、
ボタンを押したまま「Quit
」の部分まで動かしてボタンを離します。
Macintosh では、Netscape を動かすことができます。この場合、Netscape は、 Macintosh で動きます。(FMR で Netscape を使っている時には、Netscape 自 体は、Sun で動いています。Netscape の画面だけが、X Window の働きで FMR に表示されています。)
Macintosh で Netscape を使う時には、他の Macintosh のプログラムと同時 に切り替えながら使うことができます。たとえば、Telnet と Netscape を切 り替えながら使うことができます。
Netscape を実行するには、Netscape のアイコン
を探して、それをダブルクリックで開きます。