Egg -- Mule で日本語を打つ方法

■egg(たまご)

「たまご(egg)」は、Mule (emacs) で日本語の漢字を打ち込むための仕組みで す。「たまご」は、日本語の他に、中国語やハングルも打ち込むことができま す。ここでは、日本語を打ち込む方法について説明します。

たまごは、かな漢字変換を行うために、jserver というプログラムと通信をし ます。jserver は、Wnn というプログラム群の一部です。jserver は、 /usr/local/lib/wnn/ja_JP/dic/usr/ログイン名 /というディ レクトリに、個人用の辞書や頻度情報(よく使う漢字のヒント)を保存します。

「たまご」の名前の由来。「たまご」は、「たくさん、またせて、ごめんなさ い」の略です。egg と書いて「たまご」と読みます。これは、「たまご」開発 当時、とても要求が高かったことを示しています。

◆egg機能のオン・オフ

egg 機能をオンにしたり、オフにしたり、切り替えるためにはC-\ (Control \)を押します。オンになっていると、下から2行目の白黒反転した 行の左端が、[あ]になります。

[あ]E_:-----Mule: *scratch*            (Lisp Interaction)--All-----------------
オフの時には、[--]となります。
[--]E_:-----Mule: *scratch*            (Lisp Interaction)--All----------------

◆漢字変換

C-\を押して、eggがオンになっている([あ])時に 漢字を打つには、キーボードからローマ字をいれると、ひらがなに変わってい きます。ひらがなは、「|あいう|」のように、 「||」の間に現われます。スペース・キーを打つと、ひらがな が漢字に変換されます。確定したい時には、リターン・キーを打つか、次のロー マ字を打ちます。

||」で漢字変換をしている途中(左下の表示では、 [漢])では、カーソルは、変換対象の先頭にあります。この時、 次のようなキーが使えます。

◆頻度情報と個人用辞書

一番最初に egg を使う時には、次のように聞かれるでしょう。

----------------------------------------------------------------------
頻度ファイル "辞書名.h" が無いよ。作る?(y or n) []
----------------------------------------------------------------------
これに対しては、y を押してくだい。辞書は、全部で約10個ありま す。

これが終わると、最後に次に次のように聞いてきます。

----------------------------------------------------------------------
辞書ファイル "辞書名" が無いよ。作る?(y or n) []
----------------------------------------------------------------------
これについても、y と答えて下さい。

頻度ファイルとは、良く使う単語を覚えておくためのファイルです。個人用辞 書は、一般の辞書には登録されていない単語を登録して漢字変換に使うための 辞書です。

◆詳しい情報

egg に関して詳しい情報は、次の所にあります。

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Last updated: 1998/09/28 04:28:29
Yasushi Shinjo / <yas@is.tsukuba.ac.jp>