Softlab は、これなくしては現在のコンピュータが成り立たなくなるようなシステム・ソフトウェアを対象として研究を行っています。 たとえば、コンピュータは、オペレーティング・システムなければただの箱ですし、コンパイラがなければプログラムは動きません。 Softlab では、コンピュータやプログラミングが好きな人を求めています。
教育方針としては、個人の能力を引き出し高めるというものです。 自分を鍛えたい人には、特におススメです。
■ 2024年度卒研生用インフォメーション
Softlabでは以下の日程で、新城関連の研究室説明会(情報科学類向き)を以下の日程で開催します。 (佐藤関連の説明会(情報科学類、情報メディア創成類 [2024-10-04更新])) この機会に興味のある人は来てください。
- 日時
- 2024年10月 4日 (金) 15:15-16:30
- 2024年10月 9日 (水) 15:15-16:30
- 2024年10月 9日 (水) 18:15-19:30 (追加)
- 2024年10月21日 (月) 18:15-19:30
- 場所
- 3E302
■ 研究プロジェクト
現在進行中の研究プロジェクト(卒業研究、修士、博士の研究を含む)には、次のようなものがあります。
- オペレーティング・システム、仮想化技術系
- 機密実行環境の実装と応用
- 実時間仮想計算機
- 仮想計算機やコンテナを用いた、プライバシを保護するOS。
- 仮想計算機における「アウトソーシング方式」に基づくOS設計と機能拡張
- 分散システム
- 分散型Webブラウザ(Web ブラウザで動作する協調プログラムのための分散OS)
- 分散台帳技術を用いた分散型SNS、検閲に強い電子出版
- Webアプリケーションのオフライン実行
- 言語処理
- 分散型Webブラウザ/OSカーネル/仮想計算機/機密実行環境で動作する Go/Rust/Ruby/Java/Lua/その他言語処理系
伝統的には、分散システム、オペレーティング・システム、言語処理系、データベース、その他システム・ソフトウェアやアーキテクチャの研究をしていました。 卒業研究生による研究テーマの持込みを歓迎します。 一緒にできるものがありそうなら、相談してください。
■ 研究室の設備等
パソコンは、豊富です。 大体1人2台程度が利用可能です。 キーボードは、近年では RealForce、または HHK が利用可能です。 また、30インチ大画面(2560x1600)のモニタが利用可能です。 Macも数台あります。情報学類の端末室、食堂、A棟B棟の講義室に近く、雨にぬれずに行けるという立地条件も魅力です。 駐車場からも近いです。
また、非常に大きなディスプレイがある共用スペースがあり、とても良い議論・憩いの場となっています。
■ 事前に学んで欲しいこと、研究室で学べること
OS、データベース、プログラミング言語、アーキテクチャ、分散システム、システムプログラム関連の科目は、取っているといいでしょう。 卒業研究は、実践的な課題が多いので、そこで身につけたプログラミングやシステム管理に関するスキルは卒業後もすぐに役に立ちます。
主に使われている言語は、C、Rust, Rubyです。 研究によっては JavaScript, Go, Java が使われています。 カーネルハックをする人は、C言語が必要です。
その他に、スタートレックについての素養があれば便利です。 なくても、卒業するまでにはつくでしょう。
■ その他
研究室の名前を、2005年11月に 高級言語計算機ソフトウェアアーキテクチャ研究室 (High Level Language and software Architecture) から、 伝統があり、現在の研究テーマをカバーするような名前である「ソフトウェア研究室 (Software laboratory) 」に変更しました。 Softlab は、3E303 実験室ができた時からの名前です。 今までに数多くの有名な卒業生を出してきています。 情報学類の研究室でも、Softlab から派生して分離していった研究室がたくさんあります。
年間行事は、花見、クリスマス(ポットラックパーティー)などがあります。 たまに、流しそうめん、Hackathon(プログラミング合宿)などのイレギュラーなイベントも起こります。
新城先生は、10:00-19:00 に 3E302 でよく見ます。 佐藤先生は、学術情報メディアセンター勤務です。 学内のネットワークが使えるのも、先生方に負っている所が大きいです。