共通科目情報処理(上級)、インターネットの仕組み、2003年02月14日 電子・情報工学系 新城 靖 <yas@is.tsukuba.ac.jp>
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個人では、自刎のファイルのモード(ls -l の rwxrwxrwx の表示)に気を付け る。
電子メールなど、たとえ自分でしか読むことができないように設定されている ファイル(モードが 600 (rw-------))であっても、サーバの管理者ならば、見 ようと思えば見える状態になっている。バックアップ(器機の故障に備えてコ ピーを作る)のため。
コンピュータの内部では、様々な操作のログ(log、航海日誌)が取られている。
インターネットの危険性
インターネットでの通信は、暗号化されていない。 (1つひとつのデータグラムは、はがきと同じ。) 流れるデータを見れば簡単に内容を知ることができる。
インターネットで通信する時には、通信相手に IP アドレスが渡されている。 (電子メールを送る時、WWWでページを見る時など)
電話でいうと、発信者番号(caller ID)が相手に伝わっている状態である。
IP アドレスから、コンピュータの名前(ドメイン名)を調べることができる (逆引)。
普通は、利用者の名前までは、わからない。しかし、ユーザ名とパスワードを 打った時にはログと付き合わせると、利用者が特定可能である場合が多い。
インターネットの仕組みの基本:どのコンピュータとコンピュータも通信できる。
防火壁では、そのような本来の仕組みに制限を設け、特定のコンピュータとし か通信できないようにしたり、特定のサービスしかつかえないようにする。
攻撃の対象となるコンピュータの数を減らし、集中的に侵入対策を施すことで、 セキュリティを高める。
防火壁構築は、様々な技術の集合:
2000年5月1日に、筑波大学の入り口でパケット・フィルタを行うようになった。
壁を越える時には、壁の上で WWW Proxy を動かすことがある。
活動
ワーム(worm)は、他のプログラムに寄生しない。
世の中で「ウイルス」と呼んでいるものの中には、トロイやワームに分類され るものが多い。
危険性
技術者や管理者に求められていること。
協調して動作しているプログラムの間で、ある一連の作業を識別するための数 を意味する。
WWW(World Wide Web)では、1回のデータ転送ごとに通信路が切断される ので、通常はWWWのブラウザ(クライアント)とWWWサーバの間では、途 中経過を保持することができない。
途中経過を保存したい時:
WWWで途中経過を保存するためには、cookie が使われる。
普通のWWWサーバでは、要求を送ってきたコンピュータのIPアドレスを記 録しているので、コンピュータ単位でのアクセス状況を記録することはできる が、個人を特定することはできない。
クッキーを利用することにより、コンピュータではなくどの個人がアクセスし てきたかを記録することができる。
クッキーから電子メールのアドレスや氏名まで調べることはできない。 しかし、インターネットをサーフしている間にどこかでそれを打ち込んだが最 後、クッキーと電子メール・アドレスや氏名との対応が記録されてしまう危険 性がある。
参考
Netscape社によるWWWにおけるクッキー実現の案
http://www.netscape.com/newsref/std/cookie_spec.html
JavaScript は、文法こそ少し Java に似ているが、Java とはまったく別の 言語である。WWW ページの中の Javaアプレットは、 「実行可能なインライン・イメージ」に似ているが、JavaScript の記 述は、「実行可能なインライン・テキスト」に似ている。たとえば、次 の例を考える。
<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript"> <!-- for( i=0 ; i<10; i++ ) document.writeln("<P>hello,world</P>"); //--> </SCRIPT>これで、
<P>hello,world</P>
を 10 回書いた
のと同じ効果がある。<!--
と
//->
は、JavaScriptを知らないブラウザにはコメント
として扱われる決まり文句である。関数定義などは、ヘッダ部分
<HEAD></HEAD>
に書くという方法もよく使われる。
JavaScript は、CGI と似ているところもあるが、JavaScript でないとで
きないものに、ブラウザの制御がある。たとえば、次の例では、ブラウザ
の(戻る
)ボタンと同じ動きをさせることができる。
<A HREF="javascript:history.back();">戻る</A>戻る
ブラウザを制御する仕組みが、悪用される。
JavaScrit は、信頼しているサイトから送られたときだけ有効にする方法がある。 クロスサイト・スクリプティング攻撃に弱い。
CGI のプログラムをつくる時には、クロスサイトスクリプティング攻撃 (cross-site scripting atack, XSS atack)に気をつける。これは、クライア ントが送られてる文字列の中に<SCRIPT>のようなタグが含まれて いた場合、それをそのままクライアントに送り返すと、 クライアントで JavaScriptなどの ブラウザ上で動作するスクリプト言語が実行されることがある。 自分自身のサイトにあるフォームにはそのような問題がないとしても、 別のサイト(クロスサイト)に仕組まれたフォームからスクリプトが 含まれていることもある。
利用者が信頼していると設定しているホストにクロスサイトスクリプティング 攻撃への脆弱性があると、悪意をもった別のサイトから危険なスクリプトを実 行させることができる。
このような脆弱性があると、そのサイトの信頼性がなくなる。 利用者のクレジットカード番号などが盗まれることになる。
クライアントから送られてきた文字列は、必ず検査してから使う。
「<>」のようなタグがないかどうかを調べる。不用意に同じ文字 列を送り返してはいけない。特に次のような文字は、送り返す時には、必ずエ スケープする。
---------------------------------------------------------------------- 画面表示 代りに送りだす文字列 & & < < > > " " ----------------------------------------------------------------------
他のプログラムを実行する時には、execve() のようなシステムコールを使い、
かつ、限られたプログラムしか実行しないようにすると安全性が高くなる。ク
ライアントから送られてきた文字列をsystem() や popen() に渡してプログラ
ムを実行する時には、必ず検査する。特にシェルが解釈する特殊な文字
「| & ; && || `
」などが含
まれていた場合、意図しないプログラムが実行されることがある。
もし、user にchar *user ; ... snprintf(cmd,BUFSIZE,"finger %s",user ); f = poepn(cmd,"r");
";"
や "|"
が含まれていたら、、、
f = poepn("finger yas; /bin/sh","r");
perl の open() には、危険性がある。 C 言語のライブラリ関数 popen() と同じ動きをすることがある。
Perl の危険な関数、式、open(FILE, "|cmd")
産業技術総合研究所 グリッド研究センター セキュアプログラミングチーム
http://securit.etl.go.jp/
)
IPA セキュア・プログラミング講座
http://www.ipa.go.jp/security/awareness/vendor/programming/
古くから暗号が使われてきた、4つのグループ
暗号とは、情報の意味が当事者以外にはわからないように情報を変
換することである。
図? 暗号の考え方
暗号化の方法が秘密になっていると、一見、より強そうにみえる。しかし、そ の暗号が、強いのか弱いのか調べる方法がない。攻撃すると、簡単に落ちるか もしれない。暗号化の方法を提供している者が信頼できない時には使えない。
鍵を長くするだけで、安全性が指数関数的に高くなる。
鍵を1ビット長くすると、解読時間が2倍になる。
(「鍵の長さを2倍にすると解読時間が2倍になる」は、誤り)。
図? 指数関数 図? 指数関数
パスワードは、コンピュータの中では、暗号化の鍵として使われる。 長いパスワードは、破られにくい。1文字(大文字小文字数字記号)増やすと、 総当たりで解読に要する時間が、50倍から100倍近くかかるようになる。
暗号の安全にとって、最近のコンピュータの高速化と低下価格下は、 1つの脅威となっている。
SETI (the Search for Extraterrestrial Intelligence)。
暗号の方法は、大きく2つに分類される
Caesar暗号は、知れている最後の暗号である。 平文アルファベットをN文字ずらした暗号文アルファベットに変える。
N=2 の時の対応表
abcdefghijklmnopqrstuvwxyz CDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZAB暗号の説明では、平文を小文字で、暗号文を大文字で書く習慣がある。 カルタゴ人以来騙された人はいない。
N=13 で、大文字小文字を保存する方法を、rot13 暗号という。rot13 は、電 子メールやネットワーク・ニュースで「ネタばらし」の部分を書く時に使われ る。
漢字の場合、rot47 という方法がある。nkf -r で、rot13/47 が使える。
数の集合から、無作為抽出で抜き出された数。
真性乱数。ビット列にすると、0と1の発生確率がそれぞれ1/2で、各ビッ トは他の部分と独立(iid(independent and identically distributed)) である。
物理乱数。量子力学の効果を増幅してディジタル化したもの。 平滑化して0,1のバランスをとれば、真性乱数になる。
疑似乱数(pseudo random number)。種(seed)と呼ばれる入力ビットパタンを基 に計算された、種よりも長いランダムに見えるビット・パタン。種が決まれば 出力乱数は一意に決まる。
例:
乱数表: 0 18 19 22 22 7 9 4 14 3
平文: h e l l o w o r l d 8 5 12 12 15 23 15 18 12 4 暗号文: H W E H K D X V Z G : 8 23 5 8 11 4 24 22 26 7乱数表そのものや、大きな乱数表の中でどこから使い始めるかを鍵にすること ができる。
真性乱数を使うと、解読する方法は数学的に存在しないことが証明されている。
しかし、真性乱数を使うことはコストが大きい。 送信側と受信側で同じ真性乱数を作るのが大変である。
乱数表を記憶する変わりに、疑似乱数を使う方法がある。使う疑似乱数の性質 が悪いと簡単に解読される。
実際には、文字をずらすのではなく、足し算、引き算や、排他的論理和と呼ば れる計算が使われることが多い。
Caesar暗号やバーナム暗号では、平文の文字の順序を変えずに、文字を置き換 える。これを置換暗号という。これにたいして、転置暗号(transposition cipher)では、平文の文字の順序を入れ替えるが、文字の置き換えは行わない。 (下の例では、大文字小文字が変わっているが、これは暗号化の説明のために 変えて書いているだけである。)
次は、転置暗号の1つ、コラム転置の例である。キーは、同じ文字を含まない 1個の単語や熟語である。このキーでコラムに番号付けをする。たとえばコラ ム1は、アルファベットで先頭に近い文字の下のコラムとなる。
MEGABUCK -------- 74512836 -------- pleasetr ansferon emillion dollarst omyswiss bankacco untsixtw otwoabcd
平文: pleasetransferonemilliondollarstomyswissbankaccountsixtwotwo 暗号文: AFLLSKSOSELAWAIATOOSSCTCLNMOMANTESILYNTWRNNTSOWDPAEDOBUOERIRICXB
DES(Data Encryption Standard)は、アメリカ商務省標準局 (NBS, National Bureau of Standard, 現在のNIST, National Institute of Standrds and Technology)が1977年に定めた暗 号標準である。IBM社による提案が元になっている。DESは、 アメリカ政府内で、コンピュータ・データのうち、非機密だが取扱 い注意(unclassified but sensitive)のデータを暗号化するため の標準である。DESを一般の商用にも使うことを推奨している。 たとえば、UNIXのパスワード・ファイルは、DESにより暗号 化されている。
DESは、対称暗号系(慣用暗号系)の1つであり、暗号化と復号 化に同一の鍵(56ビット)を用いる。DESは、転時暗号の一種 である。転時暗号では、平文の文字の順序(コンピュータでは、ビッ ト)を入れ替えるものである。DESでは、64ビットの平文につ いて、鍵をもとにビットの入れ替えを16段繰り返す。
アメリカでは、DESを取り扱うチップ(IC)が多く利用されて いる。アメリカは、暗号に関する製品がソフトウェアも含めて輸出 禁止になっており、DESチップもその制約を受けている。DES 暗号化を行うソフトウェアについては、アメリカ以外で開発された ものが広くインターネット上で配布されている。
DESが作られる時、コンピュータ科学者は、56ビットのキーの長さでは短 すぎると主張した。IBMの提案は、128ビットだった。安全保証局の要求 で、56ビットに減らされた。1988年にアメリカ連邦政府は、1988年 にDESの効果を保証しないと決定した。
DES は、Unix のパスワードのハッシュ関数として使われている。
DES に変わる新しい標準。全世界に対して公募され、ベルギーのJoan Daemen とVincent Rijmenにより開発されたRijndael方式が採用された。鍵の長さは、 128ビット、192ビット、256ビットから選べる。
暗号やディジタル署名で使われるのは、Collision Proof 性が求められる。
暗号を使えば、一方向関数が作れる(暗号を使わなくても一方向関数を作るこ とはできる)。
one_way_function( x ) { return x をキーとして 0 を暗号化したもの ; }Unix の /etc/passwd に保存されているものは、DES を25回繰り返して使って 作った一方向関数の結果。パスワードそのものは、保存されてない。
チェックサムや CRC (Cyclic Redundancy Check) にも似ているが、一方向関 数としての Collision Proof 性が求められる。
元データが壊れていないか(誰かに改ざんされていないか)を調べる時には、 メッセージ・ダイジェストを計算して比較する。
公開鍵暗号系(非対称暗号系)では2つの異なる鍵を用いる。 便宜上、この2つを公開鍵と秘密鍵と呼ぶ。
これらの鍵は、互いに相手の逆関数になっている。
図? 公開鍵暗号を使った暗号通信の手順
ここで、公開鍵から秘密鍵を計算することは難しい。ある平文を公開鍵で暗号 化してみたところで、秘密鍵を得ることは難しい。
公開鍵暗号の利点は、鍵を管理する手間が掛らないこと。
RSA暗号は、Rivest, Shamir, Adleman の3人によって開発され た公開鍵暗号系である。RSA暗号の安全性は、大きな数を素因数 分解することの難しさに基づく。北米では、RSAは、2000年 に特許が切れた。
公開鍵に基づく暗号化の1つの方法。買得の難しさは、楕円曲線上の離散対数 問題を解くのと同程度と言われている。RSA よりも鍵が短くて高速である。
最近(2002年9月)、Sun がソース・コードを OpenSSL プロジェクトに寄進した。
認証とは、情報の正当性や完全性を確保する技術である。
ディジタル署名では、通常の署名と同様に、次のような性質が必要である。
公開鍵暗号系を使ってディジタル署名を行うことができる。
図? 公開鍵暗号を使ったディジタル署名の手順
メッセージ全体を暗号化する代わりに、メッセージを平文で送り、それにメッ セージを一方向関数(ハッシュ関数)と呼ばれる方法で計算した結果だけを、 秘密鍵で暗号化したものを送る方法もある。一方向関数では、計算結果から元 の値(メッセージ)を計算することが難しい。
ディジタル署名や利用者認証は、公開鍵暗号系ではなく、共通鍵暗号系を用い ても可能である。ただし、この場合、鍵を管理する信用できる管理センターが 必要となる。
乱数を送って、秘密鍵で暗号化してもらう。
公開鍵で復号化して、元の乱数が得られたら Ok。
毎回違う数を使えば、傍受されていても平気。
利用者認証のために、公開鍵暗号系を用いることができる。銀行の口座を例に、 これを説明する。
単なる暗証番号の場合、通信を傍受されたら終り。
鍵がが本物であるかをどうやって確認するか。
IP spoofing (なりすまし).
rsh のセッションで行われるであろうパケットを偽造する。
IP アドレスでホストを認証すると危ない。
DNS spoofing.
偽のDNSのサーバを立てる。
サーバは、2つの鍵と64ビットの乱数を送る。 クライアントは、乱数を送り返す。 乱数が一致したら、IP spoofing されていない。
クライアントは、セッション鍵(対称暗号系の鍵)をサーバの2つの公開鍵で 暗号化して送る。
対象暗号の鍵(セッション鍵)を生成し、公開鍵で送る。
これ以降の通信は、セッション鍵で暗号化される。
個人ごとに RSA 公開鍵での認証機能を利用したほうがよい。
よくつかわれるもの。
ssh -L 10110:remote:110 remote
ローカルのポート番号 10110 に来た要求を、remote の 110 に転送する。
SSH2 を使った方がよい。
RSA社が提唱している公開鍵を使ってセッション鍵(秘密鍵)を交換する 方式(PKCS1 1.5 )そのものに、脆弱性がある [1]。
PKCS -- Public-Key Cryptography Standards
[1] Daniel Bleichenbacher, "Chosen ciphertext attacks on RSA encryption standard PKCS #1", Advances in Cryptology, CRYPTO 98. Springer.
サーバ鍵を1時間に1回しか変えない。
SSH 1.5 は、1024 ビットの鍵を使っている。 これを破るには、2 20 + 2 19 回接続でよい。毎 秒、約 400 回。
1個所からの接続に上限を付ける。OpenSSH はそうなっている。 Distributed 攻撃には、弱そう。
OpenSSH
http://www.openssh.com/
少し前まで、輸出用 WWW ブラウザは、鍵の長さが40ビットに制限されてい た。今は、128ビットまで使える。
X.509 形式(バイナリ)を、テキストに変換したものの例:
Certificate: Data: Version: 1 (0x0) Serial Number: 0 (0x0) Signature Algorithm: md5WithRSAEncryption Issuer: C=JP, ST=Ibaraki, L=Tsukuba, O=University of Tsukuba, OU=COINS, CN=Distributed Systems/Email=yas@is.tsukuba.ac.jp Validity Not Before: Feb 18 14:42:56 2002 GMT Not After : Feb 18 14:42:56 2003 GMT Subject: C=JP, ST=Ibaraki, L=Tsukuba, O=University of Tsukuba, OU=COINS, CN=Distributed Systems/Email=yas@is.tsukuba.ac.jp Subject Public Key Info: Public Key Algorithm: rsaEncryption RSA Public Key: (1024 bit) Modulus (1024 bit): 00:d0:94:49:23:dd:29:10:f4:c5:d9:df:07:72:07: 91:14:5c:a7:2a:0c:96:51:b5:93:31:a9:09:c0:1d: f0:3f:5b:61:3f:bc:75:14:b8:54:49:f6:e7:db:a6: 9f:22:0c:af:23:a4:8a:70:fb:96:56:cc:26:fa:f8: ce:47:32:2a:ea:f6:12:64:96:4a:73:11:52:f7:fa: 15:2a:6f:8a:60:f4:77:f5:e9:dc:cc:2f:37:bc:a5: ef:7a:a5:13:48:73:ad:c3:a5:90:15:9b:c8:94:f0: 9b:33:39:2f:a4:6e:8d:61:c0:54:3f:5b:5f:4e:a9: 30:a6:a3:cd:a0:e8:2b:80:89 Exponent: 65537 (0x10001) Signature Algorithm: md5WithRSAEncryption a4:eb:18:03:f4:0a:93:cc:ad:fd:75:5b:60:b0:5c:ec:3f:2e: d5:fc:92:cc:41:d4:69:66:5b:5b:19:16:8f:e9:35:78:2d:1d: ad:c2:81:79:d8:7f:6d:68:8f:a5:5a:7c:f7:22:1f:69:a6:66: 28:c6:3a:59:26:c2:57:92:c6:8d:8c:94:75:5e:4c:33:af:17: e7:d2:28:9a:06:f8:c6:86:5c:67:8b:e2:f9:fc:c9:d6:b6:f7: b3:8b:3d:0f:cd:c3:b5:a9:f8:bd:41:88:27:2e:35:fb:93:fb: e9:93:f4:ae:b3:49:1e:b9:db:c5:16:a6:38:b0:7e:ef:ce:a9: 17:fdこの例は、自分の秘密鍵で自分を公開鍵を署名したものなので、何の証明にも なっていない。
証明書がついていたとして、それが本物であるかをどうやって確認するか。
認証局(CA, Certificate Authority)に、証明書を発行してもらう。(認証局の 秘密鍵でディジタル署名をしてもらう)
その認証局は、信頼できるか?
WWWブラウザには、ルート認証局の証明書が予め含まれている。
末端のWWWサイトは、ルート認証局、または、中間認証局から発行された証 明書を提示する。
接続時に、乱数(共通鍵暗号に基づく暗号化の鍵を生成するため)を交換する。 その乱数は、普通、サーバ側が提示した証明書に含まれている公開鍵で暗号化 される。
ハンドシェークで使われる公開鍵暗号系
データを暗号化するために使われる共通鍵暗号系
Tera Term (Windows 2000 用のTelnetプログラム)で接続する方法として、次 の2種類があることを確認しなさい(他にもある)。
対象
Netscape/home/s015374/netscape/netscape &
生成した鍵の組を使って、ユーザ認証を行わせなさい。それには、クライアン ト側に秘密鍵を起き、サーバ側の~/.ssh/authorized_keys (OpenSSHの場合)に、 公開鍵を設定すればよい。接続時には、秘密鍵を暗号化するために使ったパス レーズを打つ込む。(Unix のパスワードを打つことはない。)
ssh-agent にコマンド(上の例ではtcsh)を与える代りに、csh の環境変数を設 定させるコマンドを出力させ、eval で実行する方法もある。% ssh-agent tcsh% printenv SSH_AUTH_SOCK
% ssh-add -l
% ssh-add
% ssh-add -l
% ssh remote uname -n
% exit
![]()
% eval `ssh-agent`% printenv SSH_AUTH_SOCK
...
-L に与えるホスト名としては、localhost (127.0.0.1) もよく 使われる。まったく別のホストでもかまわない。% ssh -L lport:rhost:rport rhost![]()
ただし、rhost1 と rhost2 の間の通信は、暗号化されないことに注意しなさ い。% ssh -L lport:rhost2:rport rhost1![]()